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年収「2000万🆚400万」学習方法の比較
2000万円は資格の勉強をしない
就活、資格試験、出世競争など、生涯年収にかかわる人生のターニングポイントでは、効率よく学習できるかどうかが結果を大きく左右します。では、某企業にて年収の高い人または低い人とで学習方法はどう違うのかのアンケート実施調査結果があります。
例えば「何を勉強しているか？」の質問の回答に、「資格勉強」と回答した人は年収2000万で11%、500万で22.3%という結果に、一方、「政治、経済、歴史」などの教養と回答した人は年収2000万クラスが多いのです。
しかし、この結果を年収を上げるために資格勉強は意味がない」とは捉えないでほしい。40代、50代で年収2000万以上の人は、若い頃に勉強して資格を取得しているかもしれませんから。また、年収2000万以上の人は、社会的に影響力のある立場になり、必要にせまられて政治や経済、歴史の勉強をしているかもしれません。しかし、どの段階においても、収入の高い人と低い人では『行動量』が圧倒的に違います。
浮き彫りになった『行動量』の違い
学習意欲については「学びのもととなるものは何か？」という問いに、年収2000万と400万の約6割が「人との交流」と答えました。交流といっても、最近は「読書会」や「朝活」など気軽に酸化できる新しい交流の機会が増えています。そのような場所に参加し、学び和えることを実感した人が増加していると考えられます。
しかし、実際に勉強している人の数は収入によって大きな差があるようです。「仕事以外の時間に勉強している」と回答したのは年収2000万では69.2%、年収400万では41.2%でした。また3ヶ月に1回以上セミナーや勉強会に参加している人は年収2000万では53.2%、年収400万では31.5%でした。
まさに収入の高い人と低い人の行動力の差が浮き彫りになったといえるでしょう。学ぶ週間を持っているかどうかが行動量の差、収入の差につながっています。
富裕層の八割が行う『To Do』作成法
収入を上げるためには、まず行動量を増やしたい。「スキマ時間に何をするか決めている」と答えた人は、年収2000万円以上が約半数の49.2%で、400万円が33.0%でした。日々のわずかな勉強時間の差の蓄積が年収に大きな差を生むのです。
意外だったのが、年収の高い人でも、先々まで勉強のスケジュールを決めている人が少なかったのです。スケジュールを決めていないと答えた人は、2000万円以上で54.3%、400万円で50%でした。 ただし、年収の高い人は「ToDo」リスト作成が習慣になっているはずです。米国のアンケート調査では、毎日「ToDo」リストを作っている人は富裕層が81%、貧困層が9%と差が出ています。
年収400万円台はあまり会食をしない
「仕事に役立てる情報源」について、2000万円以上は400万円台と比べて「新聞」、「雑誌」、「書籍」などの紙媒体を活用し、「友人・知人」、「旅などの体験」から情報を得ている人が多くいました。 一方、400万円台の人は、「ネット・SONS」、「テレビ」を情報源とする人が多くいました。「最も費用対効果の高い情報収集方法は、雑誌や書籍を読むことです。紙の情報と比べると、どうしてもインターネットやテレビでは、情報が歪められていることが多いのです。」
年収別で大きく差が大きく開いたのが、「会食の回収」です。1ヶ月に社外で5人以上と会食している人は2000万円代以上で38.2%、400万円台で10.6%、さらに、そもそも会食自体しないとこたえたひとが400万円台では66％でした。 旅行に行く頻度も開きがありました。2000万円以上では「年に2回以上旅行に行く」という回答が78.2%、400万円台では52.2%でした。
一石二鳥の方法で付加価値を高める
読書が費用対効果の高い方法であることは概ねわかりました。では、習慣づけるためにはどうすれば良いのでしょうか？ 「読書週間のない人は、まず現在取り組んでいる仕事の結果に直結する本を読みましょう。営業職であればお客様の業界研究ができる本を読む、といった具合です。通常の仕事にプラスαで負荷をかけることで、仕事を通じて本の内容が身につくはずですのでお勧めです。」
もう一つ、読書習慣を付けるためには「定期購読」という方法があります。アンケートでも「定期購読している雑誌の冊数」を尋ねたところ、2000万円以上でも過半数が定期購読していることがわかりました。私も新人の頃は業界の雑誌を定期購読して、知識を身につけた記憶があります。
「毎日届く新聞と同じで、定期的に雑誌が送られてくれば、それに目を通す習慣がつきやすいのです。他の人と違う情報源を持つことは、自分の付加価値を高めていく上で非常に有効な手段です。例えば、雑誌を読むことで、英語で書かれているものがあれば、英語に目を通すことにもなるので一石二鳥です。」
収入の高い人ほど、限られた時間で効率よく学べるよう、行動しているのです。そして、それが転職する際にも大きな武器になることは間違いありません。
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